大分市民合唱団ウイステリア・コール

合唱団紹介

 1950年、故・藤沼 恵が教え子を中心に結成した合唱団で、今年創立60周年を迎える。ウイステリア(藤の花)は創立者の名前に由来している。1968年からは、飯倉貞子の指揮のもとで、大分県内そして県外からも団員が集い、定期演奏会・コンクールを中心とした活動を行っている。コンクールにおいては、昨年までに22回全国大会出場を果たしており、2000年の第53回全国大会(in札幌)では、千原英喜「おらしょ」を演奏し金賞を受賞。以降、全国に「おらしょ」ブームを起こす。定期演奏会においては、今年58回目を迎えるが、第25回定期演奏会では、故・清水脩氏に大分県民謡の編曲を依頼し初演を行う。第27回定期演奏会では、故・濱田徳昭指揮により、ヘンデル「メサイア」を全曲暗譜で演奏を行い、2000人の聴衆を集める。以後、37・43回の定期演奏会では、延原武春指揮、テレマン室内オーケストラによる「メサイア」全曲演奏を行う。第30回定期演奏会では、黒岩英臣指揮、九州交響楽団による、モーツァルト「レクイエム」の演奏を行う。第32回定期演奏会では、客演指揮に田中信昭氏を迎え、柴田南雄「追分節考」を演奏。第50回定期演奏会では、千原英喜氏に「マリア・オリエンタリス(東方のマリア)」を委嘱し、世界初演を行っている。東京混声合唱団とは田中信昭氏との出会いから交流が始まり、同団の大分特別演奏会を、田中信昭氏・松原千振氏・大谷研二氏の指揮で、1983年から2008年までに6回の共演を行っている。1986年には、大分県芸術祭閉幕行事として田中信昭氏の指揮により「柴田南雄の世界」を演奏。1993年「日本・ポルトガル友好450周年事業」でポルトガルを訪問し、大分市との姉妹都市であるアベイロ市や近隣の町で演奏を行う。1998年、国民文化祭・おおいた'98「合唱の祭典」において、故・関屋晋指揮、三善晃「童声・混声合唱と2台ピアノのための日本の四季-瀧廉太郎の作品による-」の初演に参加する。2000年「第51回全国植樹祭」、2008年「おおいた国体」には式典音楽隊として参加している。以上の公式行事の他に、団員の結婚式での「お祝い演奏」、新春カルタ会、忘年会等々、笑い声と歌声の絶えることのない合唱団である。

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